エメラルドホール

工藤セシリア ピアノ・リサイタル 〜フルート工藤重典とともに〜


演奏者 プロフィール


工藤セシリア

工藤 セシリア(ピアノ)

本名は工藤セシリア裕意(ゆい)。セシリアはクリスチャンネームで、「音楽の女神」という意味をもつ。1986年10月30日、フランスのリールで生まれた。

父親は国際舞台で活躍する著名なフルーティストの工藤重典、母親もフルーティスト、母方の祖母もピアニストという音楽一家に育ち、4歳からピアノのレッスンとソルフェージュの勉強を開始した。幼少の頃よりフランス国内にて多くのコンクールに参加、その多くで第1位を獲得している。。

最近では東京や札幌、横浜、浜松などでソロや室内音楽の公演を行っている。海外ではフランス国内が最も多く、ビル・ダブレー城でのリサイタルをはじめ、「サン=テミリオン音楽祭」への参加や、シンガポール、ロシア、韓国では父重典の伴奏ピアニストとしてツアーに参加している。

2009年にはラジオ・フランス主催の「若い演奏者たち」という番組でマティルド・キャルデリー二(神戸国際フルートコンクール第1位)と共演。この模様はフランス全土で放送された。

2014年6月パリ・エコール・ノルマル音楽院を終了。2014年7月にはソニー・ミュージックダイレクトより初のCDアルバムがリリースされた。

今後の活躍を期待されるピアニストの一人として注目されている。

工藤重典

工藤 重典(フルート)

札幌生まれ。桐朋学園大学を中退し渡仏。1979年にパリ国立高等音楽院のJP.ランパル氏のクラスを一等賞で卒業。

パリ国際フルートコンクール、ラ・ロッシェル現代音楽コンクール、ミュンヘン国際コンクール、ランパル国際フルートコンクールなどに入賞。これまでにイギリス室内管弦楽団、パイヤール室内管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルトテウム管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ノルウェー室内管弦楽団、モスクワ放送交響楽団、フランツ・リスト室内管弦楽団、ラムルー管弦楽団、パリ・コンセール・パドゥルー管弦楽団、イ・ソリスティ・ベネティ、ルクセンブルグ放送管弦楽団、バルセロナ交響楽団、南アフリカ国立放送協会交響楽団、サンクトペテルブルク・ヴィルトゥオーゾ、バイエルン放送交響楽団、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ、パリ室内管弦楽団、KBS交響楽団、台湾国家交響楽団、国立マレーシアフィルハーモニー管弦楽団、ポーランド室内管弦楽団、国内ではNHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団など全ての主要オーケストラと共演。

また、JPランパル、ロストロポーヴッチ、パスキエトリオ、ウィーン管弦四重奏団、C.ボリング、V.D.ロスアンへレス、J.ノーマンなどのソリスト達と共演も多い。

リサイタルやマスタークラスを40ケ国、180以上の都市で開催。また、CDやレコードは、これまで60枚以上リリースしている。

20年以上に渡り、小澤征爾指揮/サイトウキネンオーケストラの首席フルーティストを務め、現在はパリエコール・ノルマル、東京音楽大学、上野学園大学、大阪音楽大学にて後進の指揮にもあたっている。

現在、水戸室内管弦楽団首席奏者、オーケストラ・アンサンブル金沢特任首席奏者を務める。文化庁芸術品賞、村松賞、フランス国大統領賞、京都芸術祭特別賞を受賞。